脱サラ夫に読んでほしい本

1歳2ヶ月の娘&妊娠3ヶ月の妻を抱えて脱サラ開業した夫。そんな夫に読んでほしい本を紹介するブログ。

20人に1人が死ぬ手術の秘密 脱サラ夫に『脳科学マーケティング100の心理技術』を読んでほしい

ここで2つの病院があります。


A病院の先生
「死亡する可能性もありますが、生存率95%の手術です。」


B病院の先生
「受けた患者の20人に1人が死亡する手術です。」


あなたはどちらの手術を受けますか?




勘の鋭い人ならもうお気づきだとは思いますが、
この2つは数学的には全く同じ確率です。


しかし、これを見たほとんどの人が
B病院の方をより危険だと感じています。


これは「フレーミング効果」を応用したものです。

http://directlink.jp/tracking/af/1486675/Lcij7go5/


こんな実験があります。


脳科学マーケティング100の心理技術」 P.237より抜粋。



ツヴァイクは、情報の提示のされ方によって
解釈のされ方が異なること ──


すなわち「フレーミング効果」について、
時間をかけて説明している。


それ に関する驚きの例の1つが、
数字をパーセンテージで示す場合と
絶対数で示す場合の違いだ。


ツヴァイクによれば、

「10%」と「10人中1人」といった
微妙な表記の違いでも、
読む人は異なる反応を示すそうだ。


そして例としてこのような実験を挙げている。


それは精神科医に、
このような患者を退院させるかと尋ねる実験で、


「6カ月以内に暴力行為を起こす確率が20%の患者」に対し て、
退院させると答えた精神科医は79%だったが、


「100件中20件の割合で6 カ月以内に暴力行為を起こすような患者」
という表現にすると、退院させると答えたのは59%になったという。


また別の実験では、


「罹患した人1万人中1286人が死亡する」ガンのほうが
「死亡率12.86%」のガンよりも危険性を32%高く感じる
という結果が出 ている。


この違いは、人数で示したほうが
人としての現実味を感じさせることからくる。


「2%の確率で不運に見舞われる」と聞くと、低く感じられるが、


「100人中2人が被害に遭う」と聞くと、
脳は実在する2人の人がケガをす ることを想像してしまうのだ。


自社商品やサービスの長所を説明するときの数字は、絶対数のほうが 効果大だ。


実数には無意識に人の脳を働かせるパワーがあり、
パーセンテージ表記には人に考えさせないパワーがある。


要するに、

ポジティブなこと:実数をつかう
ネガティブなこと:パーセンテージをつかう

というルールである。



あなたのお店の数字や、ホームページや広告の数字にも
今すぐこの法則を試して見てください。


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http://directlink.jp/tracking/af/1486675/Lcij7go5/